AMD Ryzen™Embedded V2000 搭載 SOM-6872/ コンパクトで強力なCOMモジュール
Advantechは、AMD Ryzen™ Embedded V2000 SoCを搭載したCOM Express Type 6モジュール「SOM-6872」を発表しました。このパワフルでコンパクトなCOMモジュールは、優れたパフォーマンスを発揮し、8コア、16スレッド、ターボブースト(最大4.25GHz)、4個の独立した4Kディスプレイをサポートしています。さらに多様な I/Oインターフェースを内蔵しており、追加のグラフィックカードを必要とせず、優れたグラフィック性能を提供します。このソリューションは、デジタルサイネージ、医療画像、マシンビジョン、ゲームなど、グラフィックを多用するアプリケーションに最適です。
小型のCOM Expressフォームファクタで強力なパフォーマンスを実現
USB 3.2 Gen2、PCIe Gen3、GbE、SATA 3、4Kディスプレイインターフェース(DP++、HDMI、VGA、LVDS)などの豊富なI/Oインターフェースのサポート、およびオンボードTPMと64GB ECC/Non-ECCメモリに対応しており、高いセキュリティと信頼性の両方を備えています。お客様は、「SOM-6872」を活用することで、開発投資を抑制しつつ優れたパフォーマンスを備えたシステムの構築が期待できます。
SOM-6872 特徴
- AMD Ryzen™ Embedded V2000 SoC 搭載 COM Express R3.0 Compact Type 6 モジュール
- 2 x DDR4-3200 SODIMMデュアルチャネル、最大 64GB のECC /非ECCメモリをサポート
- USB 3.2 Gen2×2、PCIe x8 Gen3×1、PCIe x1 Gen3×8、GbE×1、SATA 3.0×2
- 4 x 4Kディスプレイ(DP++、HDMI、VGA、LVDS)をサポート
- サーマルソリューション「QFCS」により、スロットリングなしでCPU性能を100%発揮
- Advantech のソフトウェア「iManager」&「WISE-DeviceOn」に対応
- 幅広い動作温度をサポート(0~60°C)
サーマルソリューション QFCSよるパフォーマンスの向上
「SOM-6872」は、ミドル/ハイエンドシステムのニーズを満たすために、2つのTDPオプション(10~25W、35~54W)に対応しています。「SOM-6872」に搭載されている「V2000 SoC」は、AMDの革新的な7nmテクノロジーとZen 2コアアーキテクチャを採用しており、1Wあたりのパフォーマンスを倍増させることができます。「V2000 SoC 10~25W SKU」は、モバイルCPUカテゴリーで45Wレベルの性能、「V2000 SoC 35~54W SKU」は、デスクトップCPUカテゴリーで95Wレベルの性能を達成しました。つまり、「SOM-6872」はTDP 54WのSoCを使用した場合でもスロットリングを発生させずに、100%のパフォーマンスを維持できることになります。これは、Advantech独自の産業機器向けサーマルソリューション「Quadro Flow Cooling System (QFCS)」を使用することで実現しています。
QFCS
Advantechおよびアドバンテックテクノロジーズ社(福岡)は豊富な「Computer-on-Module」の受託開発サービスの経験を活かし、包括的なリファレンス・デザインと複数の評価用のキャリアボードを提供しています。さらに、「SOM-6872」は異なるシステムへの適応性を備えており、多様なマテリアルの採用を容易にし、開発コストを削減します。
エッジ接続を容易にする付加価値ソフトウェア
「SOM-6872」は以下の2つのソフトウェアに対応しています。
iManager
リモートでI/Oインターフェイス制御・リモート監視(24/7)を提供することで、「SOM-6872」の素晴らしいパフォーマンスを強化します。
「WISE-DeviceOn」
システム状態のリモート監視、OTA(Over The Air)によるプログラム更新、システムの誤動作の防止、BIOSストレージ保護、セキュアブート、BIOSパワーマネジメント機能をサポートしています。「WISE-DeviceOn」を「SOM-6872」と組み合わることで、「SOM-6872」は様々な産業用途のAI x IoTアプリケーションに対応できます。
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