リモートエッジモニタリングソリューション/ WISE-DeviceOn
Advantechの「WISE-PaaS/DeviceOn」は、お客様のアプリケーション・システムで必要とされるハードウェアセキュリティや、様々なデバイスの状態管理・RAS機能、ソフトウェアの更新管理機能を搭載しており、高度なデバイス管理システムの実現にあたって、その初期開発フェーズの時間短縮と、その後の管理を簡素化・高度化します。
デバイス管理 |
モニタリング&制御 |
アップデート管理 | 警告&アクション |
WISE-PaaS/DeviceOnの主な機能
インスタントデバイスのオンボーディングを容易にする設定をグループ化し、クラウドに簡単にデプロイ可能。デバイスの操作やトラブルシューティングのためのリモート制御機能を備え、デバイスのステータスを確認するためのリアルタイム監視機能を提供。OTA(無線)更新とバックアップにより、システムのセキュリティと保護を強化します。
リアルタイムアクション
|
リアルタイム監視(デバイス情報)
|
リモート制御 Windows Lockdown機能
|
リアルタイム監視 (ヘルスステータス)
|
ケーススタディ
- アプリケーション : 製造業
- 場所 : 工場
- 導入背景:
工場で機械の状態を監視する従業員の数が不足している場合、歩留まり率と出荷数に悪影響を及ぼします。そのような不測の事態に備えるため、工場の管理者は機械の状態を常に認識・管理できる体制を構築する必要があります。
WISE-PaaS/DeviceOn 機能アプリケーション
閾値調整(ルールエンジン)
Advantechの「WISE-PaaS/ DeviceOn」は、工場管理者をサポートするためのインテリジェントなデバイス管理ソフトウェアであり、スマートファクトリーの実現をサポートします。「WISE-PaaS/DeviceOn」を使用すれば、工場管理者(マネージャー)は、以下の例のように複数のルールを設定することができます。
①ツール/デバイスのライフサイクルが70%のままの場合 => リーダーへ通知
②ツール/デバイスに不具合がある場合 => リーダーとマネージャに通知し、時間内に解決するようオペレータにメッセージを送信
通知と警告サービス(Mail/ SMS/ LINE/ WeChat/ Teams)
マネージャーは、電子メールやLINE、WeChatから通知を受け取り、状況を把握、不測の事態に備えます。問題を迅速に解決し、生産性を大幅に改善、歩留まりを高めます。
- アプリケーション : 企業、銀行
- 場所 : 建物の入口
- 導入背景 :
建物の入口では、誰が出入りできるかを管理する認識方法が必要です。このソリューションでは、人物を特定するための認識や双方向の入退館等の精度と効率を考慮する必要があります。
WISE-PaaS/DeviceOn 機能アプリケーション
顔認識によるインテリジェントなアクセスコントロール
Advantechの「WISE-PaaS/DeviceOn」に付属のAI顔認証アプリ「FaceView」を使用すると、建物の入口で従業員とその他の人物の両方のアクセスコントロールをより効率的に管理できます。
OTAでAIモデル/推論アプリケーションをアップグレード
入口のデバイスごとに管理者がアプリケーションとモデル構成のインストールを繰り返すのは非効率です。「WISE-PaaS/ DeviceOn」の「DeviceOn OTA機能」を使用すれば、クリックするだけでソフトウェア関連のプロビジョニング(必要に応じてネットワークやコンピューターの設備などのリソースを提供できるよう予測し、準備)とデプロイメントを実現できます。
- アプリケーション: 商業ビル
- 導入背景:
商業ビルでは、複数の会社が異なるフロアに配置されています。フロアマネジャーは、各フロアに配置されている全てのデバイスが適切に機能できるよう効率的に管理する必要がありますが、そのソリューションを見つけるのに苦労しています。
WISE-PaaS/DeviceOn 機能アプリケーション
デバイスとグループマネジメント
Advantechの「WISE-PaaS/DeviceOn」を使用すれば、フロアマネジャーは、デバイスを異なるフロアごとにグループ化できます。グループ化後、マネジャーは簡単にステータスを監視できます。
例えば、
3つのIPカメラ、2つのゲートウェイ、3つのKIOSK→グループ_1F (ロビー)、2つのアクセスターミナル、1つの壁掛けTV、3つのADAM→ グループ_3F (会社A)
などです。
AdvantechのリモートI/Oモジュールのシリーズ名。イーサネットI / O(ADAM-6000シリーズ)とRS-485 I / O(ADAM-4000シリーズ)の2つのファミリに分類され、アナログI / OとデジタルI / Oに細分化されています。
|
ユーザーのアクセス権
フロア内の各会社はデバイスのステータスも時間内に把握する必要がある場合があるため、フロアマネージャーは、管理者として各会社のIT部門に子権限を設定できます。当然、子権限を付与されたIT部門は、管理者がアクセス権を認めた情報しか確認できません。
- アプリケーション: 「eBusマネジメント」
- 導入背景:
バス会社は、従来型のバスを「eBus」にアップグレードする準備を整えていますが、HW(ハードウェア)のアップグレードだけでは不十分であり、「eBus」のリアルタイムデータを監視するための使いやすい管理システムも必要なため、バス会社はこれらを一貫して管理するソリューションを調査しています。
WISE-PaaS/DeviceOn 機能アプリケーション
デバイスの監視と運用管理
Advantechの「WISE-PaaS/DeviceOn」を使用して、バス会社のエージェント(ソフト使用者)は継続的に「eBus」のセンサーデータ(GPS、TPMS、アラート、温度等)を中央制御ステーションに送信します。これにより、問題が発生した時にマネジャーが即座に決定を下すことができます。「ウェブUI(ウェブブラウザで表示したウェブサイト、ウェブアプリケーションのユーザインタフェース)」により、マネジャーはスマートフォンとタブレットで、いつでも、どこでも「eBus」のステータスを監視できます。
ダッシュボードで運用とメンテナンスを視覚化
マネジャーが一目で確認できるようすべての「eBus」のステータスと情報を1つのダッシュボードに同時に表示します。もちろん、過去の記録を検索する機能も備えており、月末にマネジャーはレポート機能を使用してその月の情報を収集し、上司に報告することもできます。
ダッシュボードと開発ツール
- アプリケーション:空港のチェックインシステム
- 導入背景:
空港には乗客が自身で操作できるチェックイン用の自動発券機があります。この発券機で時々、通知メッセージが画面に勝手に表示され、乗客がメッセージをクリックしてしまい、発券機の設定が変更される事案がありました。
そのため、システムの管理はこの課題に対処する必要がありました。
WISE-DeviceOn機能アプリケーション
Windowsロックダウン-通知ブロック
システムの管理者は「WISE-PaaS/DeviceOn」のサーバー側から、Windowsの通知を無効にできます。そして、この機能をすべての発券機(エージェント)に一度に展開することができ、その管理も容易に行えます。
ロックダウン機能 Windows 10 IoT Enterpriseで使用可能な、特定の目的を持った専用機器として動作させるための複数の機能の総称。 |
Windowsロックダウン-UWF保護
システムの管理者は、UWFを有効にして、設定が変更されるのを防ぐことができます。
また、時間と労力を節約するために、UWF設定を空港内のすべての発券機に同期させることができます。
統合書き込みフィルター(Unified Write Filter)の略で、Windows OSに実装された機能。 |
- アプリケーション:駐車場の自動精算機
- 導入背景:
都市には多くの駐車場の自動精算機があります。
自動精算機が故障・停止するたびに、システムの技術者は、現場に行って精算機を再起動する必要があり、そのためシステムの管理者は、再起動を効率よく行える方法を探していました。
WISE-DeviceOn機能アプリケーション
ハードウェアウォッチドッグの監視
「WISE-PaaS/DeviceOn」を使用すれば、管理者はウォッチドッグタイマーを設定して、全ての駐車場の精算機に一度にその設定を展開できます。精算機が故障・停止した時も、自動的に再起動されるため、技術者は、各精算機に直接出向く必要がなく、時間を節約できます。また、管理者はマシンが機能していないことを心配する必要がありません。
システムが正常に動作しているかどうかを監視するためのデバイスの総称で、システム上で動作しているそれぞれのアプリケーションに定期的に信号を送らせている。一定周期を経過してウォッチドッグに信号を送らなかったアプリケーションがあれば、そのアプリケーションがハングアップなどの異常状態に陥っていると判断し、CPUに割り込みをかけてアプリケーションを停止したり再起動したりする。 参照:IT用語辞典バイナリ |
WISE-Marketplace
WISE-Marketplaceは、Advantech独自のソフトウェアサービス、多彩なIoTクラウドサービス、IoTセキュリティサービス、WISE-PaaS IoTソフトウェアサービス、Advantech Edge Intelligence Servers(EIS)向けソリューション・レディ・パッケージ(SRP)を提供するオンラインソフトウェアストアです。
共創パートナーのクラウドおよびソフトウェアソリューションを統合し、既存のシステムをクラウドにアップグレードするツールの開発を促進します。お客様は、WISE-Marketplaceサービスに加入し、WISE-PaaS VIPメンバシップパッケージで提供される「WISE-Points」を使用して、IoTの開発を加速するクラウドベースのソフトウェアソリューションを入手できます。
「WISE-Marketplace」でAzureを活用してクラウド環境を構築
Advantechは、組み込みボード、システム、ソフトウェア、ディスプレイ、周辺機器などの統合を完結するために、組込みデザインインサービスからIoT統合までカバーするワンストップサービスモデルを提供しています。今後もエッジコンピューティングからクラウドサービスまで網羅する一連の統合IoTソリューション & サービスをお客様に提供することで、IoTソリューションのビジネス開発および、アプリケーションへの実装を世界中で促進していきます。
「WISE-PaaS / DeviceOn」に関する詳細の情報やお見積りを必要とされる場合には、Advantechウェブサイトまたは最寄りのアドバンテックグループ・代理店の営業担当者・関連代理店にご相談ください。