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屋内ナビシステムへのマザーボード採用事例/ 産業用UTX AIMB-U233

2021/03/10

AIMB-233_navi_1640x920_2GPSは屋内では使用できないことから、スマートビルディング(Smart Building)や各種の店舗内で「屋内ナビシステム(Indoor Navigation System)」が必要不可欠な技術となっています。ディープラーニングアルゴリズム(Deep Learning Algorithms)を用いれば、目的の場所に時間どおりに到着するためのナビゲーションが可能です。また、正確な位置情報を得るためにワイヤレス信号が使用されているシステム内においては、使用される高度なアルゴリズムをサポートするための「強力なエッジコンピューティング」が求められています。

課題

屋内ナビシステムは、屋内の測位機器や洗練された三角測量アルゴリズム、AIスマートガイダンス、高信頼の24時間365日稼働できるパワフルなエッジ・コンピュータで構成されていますが、ネットワークの遅延やシステムラグが生じると、不正確な測位やメッセージの誤送信が発生してしまいます。また、エッジ環境のコンピュータに不具合が生じると、サービス全体の流れが停止してしまう恐れがあるため、全てのシステムが完璧に動作する必要があります。

 

通常のエッジ環境では、ごく短時間で複雑な演算能力が求められますが、屋内ナビシステムでのエッジ環境では、上記の能力に加え、正確な動作のためには電磁妨害に対する耐性が必用となります。

 

このようなエッジ環境で用いられるコンピュータは、屋内でも目立たないようスモールフォームファクタ、かつ複雑なAI/IoTアプリケーションに対応すべくパワフルなコンピュータ処理能力が求められます。
ソリューション

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Advantechの産業用UTXマザーボード AIMB-U233は、こうした屋内ナビシステムにぴったりのソリューションです。 第8世代インテル Whisky Lake Core™ i7-8665UEプロセッサを搭載したスモールフォームファクタ(手のひらサイズ)を特長としており、デュアルGbEポートを用いて位置情報インフラやクラウドサーバーを構成するデバイスと通信します。また、M.2 M-Key インターフェースと4レーンx NVMe PCIeを組み合わせることで、従来のSATA 3.0 SSDに比べ、ストレージの読取り/書込み速度を最大で400%アップすることができます。

 

ワイヤレス面ではM.2 E-Key、M.2 B-Keyへの対応機能が Wi-Fi/BT、4G LTEモジュールと統合され、EMC干渉に対しても高レベルでの保護を実現しています。

 

Advantechは、AIMB-U233を自社のIoTデバイス管理ソフトウェア(WISE-DeviceON)と統合し、リモート監視や予測メンテナンス、セキュリティの強化を進めています。OVA BIOSシステムはシームレスな更新機能、バックアップ用リカバリ機能を搭載しており、演算上で軽微な不具合が発生した場合に組込み型USB制御で電源を停止します。さらに、COMポートは、Intel® vProでKVM(Kernel-based Virtual Machine:カーネルベースの仮想マシン) にアクセスできるBIOSを用いてRS-232/422/485モードに設定することができます。

 

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採用製品

AIMB-U233_1200x673

Intel Whisky Lake 搭載 パームサイズのUTXマザーボード

AIMB-U233

 

  • 第8世代インテル Whisky Lake Core i3-8145UE / i5-8365UE / i7-8665UE搭載
  • 1 x DDR4-2400 SO-DIMM
  • 1 x eDP (LVDS)、2 x HDMI、3画面独立表示をサポート
  • 2 x LAN、2 x USB3.1 Gen2 Type-Aポート、4x COMポート (RS-232/422/485、BIOS設定)
  • 1 x M.2 Eキー、1 x M.2 Bキー、1 x M.2 Mキー、NVMeをサポート
  • Intel vProをサポート(i5、i7 CPU用)
  • 寸法 112x 137 mm

外観

前面

背面

I/O

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motherboard_formfactor_standard_lineup_2_1321x643マザーボードの規格

 

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