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NXP i.MX 8M Plus ボード・ボックスPCラインナップ

2021/10/30
アドバンテック i.MX8M Plus ARM

アドバンテックは、「i.MX 8M Plus」の製品シリーズとして、2.5インチ Pico-ITX SBC「RSB-3720」、コンパクトなエッジAIシステム「EPC-R3720」、SMARC 2.1 コンピュータ・オン・モジュール「ROM-5722」を発表しました。このシリーズは、スマートビジョンにおけるAIエッジコンピューティングに対応するため、最大2.3TOPSの処理能力を有しつつ、小型化、低遅延、低消費電力、かつ高度な演算処理を実現させています。さらに、各種I/Oを揃えたI/O拡張ボード「UIO40-Express」シリーズ、およびAIM-Linuxを活用することで、ワンストップでAIアプリケーションの実現が可能となります。

i.MX 8M Plas AI Native Platform (8_1)
優れた人工知能(AI)エンジンで画像処理を強化

「i.MX 8M Plusソリューション(RSB-3720、EPC-R3720、ROM-5722)」は、メインプロセッサのCortex-A53(2~4コア、最大動作周波数 1.8GHz)とリアルタイム処理用プロセッサ Cortex-M7を備えている。さらに、2つのISP(Image Processing Unit)とAI処理用のNPU(Neural Processing Unit)を内蔵し、最大で2.3TOPSの処理能力を可能とします。低消費電力で強力な画像処理とAI推論を実行できることから、物体の検出、認識、分類、姿勢の推定などのインテリジェントなアプリケーションでご利用いただけます。

 

アドバンテックのi.MX 8M Plusベースのソリューションは、最大2.3TOPSを供給する専用のニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を備えたArm® Cortex™-A53クアッドコア・プロセッサを搭載し、デュアルISPをサポート。さらに、エッジでの画像およびビデオ処理を最適化するために、レイテンシーを大幅に削減します。

AIM Linux と AI推論

アドバンテックのAIM-Linux(Linuxソフトウェアサービス)は、10種類のアドオンアプリケーションとNXP® eIQ™ツールキットをベースにしたEdge AI推論エンジン/ライブラリを統合しています。

AIM Linux(Linux ソフトウェアサービス)

Development Documentation
http://ess-wiki.advantech.com.tw/view/RISC


AIM-Linux Download Page
https://advt.ch/aim-linux-download

 

Pythonベースのデモプログラムは、Arm® NNTensorFlow™ LiteおよびONNXを含む主流の推論エンジンを使用したAI推論を可能にします。また、アドバンテックは、EPC-R3720 Edge Vision AIシステム上で動作する工場に特化したAIモデルを開発しました。これらは、作業時間の計算、ラインの生産性の監視、安全性の向上をサポートし、現場の作業効率を高めることができます。

豊富なI/Oを装備

エッジAIアプリケーショを用いて顔認識や製造ラインの最適化を行うためには高画質カメラ入力が必要となります。「RSB-3720」は、2x 4レーンのMIPI-CSI 接続カメラインターフェースを備え、内蔵された 2つのISPと接続することで、インテリジェントなビジョンベースシステムを実現します。
また、HDMI(4K 30p対応) 、1 x デュアルチャネルLVDS(2つのシングルチャネルLVDSとして構成可能)、1x 4レーンのMIPI-DSI により、複数のディスプレイに対応します。同様に、高度なネットワークおよび周辺機器との接続に必要なI/Oも提供します(2 x GbE LAN、WLAN、WWAN)。

 

i.MX 8M Plas AI Native Platform (9)

「RSB-3720」は、アプリケーション指向のI/O拡張ボード「UIO40-Expressシリーズ」との接続が可能です。開発者はこのシリーズからアプリケーションに適した I/O拡張ボードを選択し、シリアルポート(RS-232、RS-485)、絶縁型 DI/DO、USB 2.0、4ポートを装備するギガビット・イーサネット・ハブを増設することができます。さらに、アドバンテックの「AIM-Linux」に対応しており、長期サポート(LTS)バージョンをベースにした「組込み Linux BSP」と、多様なソフトウェア要件に対応する周辺機器のドライバを利用できます。

WISE-DeviceOn リアルタイムのデバイス管理

「RSB-3720」、「EPC-R3720」、「ROM-5722」は、幅広い動作温度と高い耐振動性をサポート(-40 ~ 85 ºC、3.5 Grms / 3.0 Grms)し、多様な環境下にあるアプリケーションに適応します。

 

また、複数のIoTデバイスソリューションを迅速かつ簡単に設定できるアドバンテックの「WISE-DeviceOn」を活用することで、リアルタイムのデバイス管理、ファームウェアのOTA(over-the-air)メンテナンス、故障解析、運用効率の最適化を1台のダッシュボード上で実現し、包括的なデバイス制御が可能です。

 

i.MX 8M Plas AI Native Platform (18)

i.MX 8M Plus AIネイティブプラットフォーム

ROM-5722

ROM-5722
SMARC 2.1

 

  • 動作温度:0〜60℃/ -40〜85℃
  • 耐振動性 3.5 G
  • 消費電力:3.7 W(最大)
  • 評価用キャリアボード:「SOM-DB2510 」

RSB-3720

RSB-3720
2.5インチ Pico-ITX

 

  • 動作温度:0〜60℃/ -40〜85℃
  • 耐振動性 3.5 G
  • 消費電力:7.13 W(最大)
  • M.2(E-Key) & Mini PCIe 対応
  • 2 x MIPI-CSI インターフェース搭載

EPC-R3720

EPC-R3720
エッジAIシステム

 

  • 動作温度:-40〜70℃
  • 耐振動性:3.0 G
  • 消費電力:9.2 W(最大)
  • ロック可能なDCジャック
  • プラグアンドプレイ COM / CANポート

UIO40-Express

UIO40-Express

I/O拡張ボード

 

  • 手のひらサイズの2.5インチ Pico-ITX (RSB-3720)に接続可能(機械設計)
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