高性能コンピューティング向けDDR5メモリ
2021年8月、アドバンテックは、産業用メモリ「SQRAMシリーズ」 のDDR5-4800MHzモデルを発表しました。「SQRAM DDR5-4800MHzモデル」は、DDR4と比べて帯域幅が約2倍に向上し、より高速なデータ転送・アクセスが可能になります。さらに、拡張温度帯もサポートし、ミッションクリティカルなアプリケーションに対する信頼性の確保に貢献します。
「SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデル」は、医療および半導体やオートメーション市場のエッジコンピューティングなど、高い性能が求められるAI x IoTアプリケーションに最適なソリューションとなっています。
新世代のパフォーマンスと電力効率の改善
「SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデル」は、次世代DDR5テクノロジーを活用し、前世代のDDR4と比べ、速度(Data Rate)は2倍(4.8から6.4 GB/秒まで)に向上し、さらにメモリモジュール動作電圧を1.1Vに低減させ、低消費電力を実現しました。
以下、アドバンテック SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデルの主な特徴になります。
- Intel 第12世代 Core™プロセッサおよびAMD Zen.4をサポート
- DDR4と比較して、メモリモジュール動作電圧をDC 1.2VからDC 1.1Vに低減
- パワーマネジメントIC(PMIC)による、電力効率の向上と安定した動作を実現
- Intel 第12世代 Core™プロセッサおよびアドバンテックの組込みプラットフォームとの互換性を保証
(厳格なテストプログラムおよびチャンバーサーバー検証手順に合格)
- 速度(バスクロック):4800MHz
- 容量:16GB / 32GB
- 30μ"厚 ゴールドフィンガー(金端子)、BOM固定 対応可能
幅広いラインナップと優れた耐久性
「SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデル」は、最大容量32GBのRDIMM、UDIMM、SODIMM、Rugged DIMM(高耐久DIMM)などの幅広いフォームファクタをご用意しております。
また、拡張温度(最大 -40~85°C)に対応し、屋外キオスクやEV充電器、輸送、軍事などあらゆるアプリケーションにおいて安定した動作を保証いたします。
さらに、SSDやDIMMの状態を監視・管理可能なソフトウェア「SQ Manager」をサポートしています。
この「SQ Manager」は、コンピュータ内に組込み・構成されているSSDやDIMMのリアルタイムのステータスをローカルまたはリモートの両方で監視し、SSDに対してはデータセキュリティ管理も可能な機能が搭載されています。この機能は、システム全体のRASを高め、安定性、メンテナンス効率を向上させるために重要なテクノロジーとなります。
SQRAM DDR5モデル サンプル評価キャンペーン
SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデル「SQR-RD5N」「SQR-SD5N」「SQR-UD5N」は、2022年以降に発売される予定です。
SQR-RD5N | SQR-SD5N | SQR-UD5N |
Registered DIMM DDR5 4800 (16/32GB) 動作温度:0 ~ 85 ℃ |
SO DIMM DDR5 4800 (16/32GB) 動作温度:0 ~ 85 ℃ /-40 ~ 85 ℃ |
Unbuffered DIMM DDR5 4800 (16/32GB) 動作温度:0 ~ 85 ℃/ -40 ~ 85 ℃ |
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