産業用 5G無線モジュール AIW-355
Advantechの産業用 5G無線モジュール「AIW-355」は、ユビキタス接続、ダイナミックモビリティ、高度なセキュリティを必要とするAI x IoTソリューション向けに設計されています。「AIW-355」は、エッジ・コンピューティング・デバイス、モバイル・ゲートウェイなど、グローバルに展開される多様なモバイル・デバイスで使用可能な優れた無線モジュールです。
ワイヤレス技術の変革を加速
「AIW-355」は、5Gを利用することで、4Gでは利用できなかった機能とパワーを提供します。5Gは、4Gの10倍の速度(4Gの1Gbpsに対し、10Gbps)を実現し、1平方キロメートルあたり最大100万台のデバイスの接続をサポートします。さらに、5Gは4Gの100倍の容量、10倍のレイテンシーを実現し、ラグタイムをわずか1ミリ秒にまで短縮します(4Gの10~20ミリ秒と比較)。
Snapdragon X55 5Gモデムを搭載し、5G NR(New Radio) SUB6 の周波数を5G スタンドアロン(SA)およびノンスタンドアロン(NSA)の両方でサポートしています。また、LTEおよびWCDMA規格と互換性があり、LTE-A および 3Gネットワークとの下位互換性も備えています。「AIW-355」は、5G構築の初期段階における顧客の投資を最適化し、新興市場の需要に対応します。
「AIW-355」は、M.2 3052タイプのM.2 B-Key のUSBインタフェースを搭載しています。このM.2モジュールは、ほとんどの主要なキャリアに対応し、5Gの統合を容易にします。また、マルチGNSS受信機と高速インターフェースのUSB 3.1を搭載しています。
産業およびスマートシティ・アプリケーションに対応
「AIW-355」は、産業用モニタリング、遠隔医療、輸送、高品質な監視システムなどのアプリケーションに高速通信を提供するだけでなく、都市レベルのビデオ監視システムをサポートするために必要な5G機能を提供します。これらのシステムは公共の安全に不可欠であり、高速伝送と低遅延が求められます。5Gはこれらのニーズを満たすと同時に、政府の対応時間を改善する革新的な情報技術をサポートします。つまり、「AIW-355」は、公共のセキュリティインフラの効率性を高めることができるのです。
セキュリティ監視アプリケーションの範囲は、次元的な監視データの使用やリアルタイムの車両モニタリングなどに拡大しています。これらのアプリケーションにも対応し、潜在的に危険な制限区域を効率的に監視することで、企業のコスト削減に貢献します。
「AIW-355」は、北米、欧州、中国のアプリケーション向けに3つのバージョンが用意されており、いずれのバージョンも、5G スタンドアロン(SA)およびノンスタンドアロン(NSA)のネットワーク・アーキテクチャーを両方サポートし、より高速な伝送速度、より優れた伝送容量、そしてネットワークの低遅延を実現します。また、各モデルは、幅広い温度範囲(-30~75℃)で動作し、Windowsおよび Linuxに対応しています。
AIW-355 主な機能
正面
背面
- Qualcomm SDX55 5G NR SUB6 チップセット
- 幅広い動作温度に対応 -30 ~ 75 °C(3GPP準拠、適切な熱設計が必要)
- M.2 3052 B-Key Bおよび USB 3.1に対応
- 多様なO/Sに対応【Windows、Linux(Ubuntu 20.04)】
- GNSS測位機能をサポート
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