【国内事例】ダイカスト製造工程における エネルギーコスト削減・監視 ソリューション
2022/09/15
プロジェクトの背景
ダイカストとは、溶けた金属を高圧で金型に押し込んで成形する金属加工技術です。溶融金属の加工はエネルギー集約型であり、ダイカスト製品のコストの約4分の1は何らかのエネルギー消費に起因していると言われてます。エネルギー消費が大きい工程ほどコストも高くなるため、省エネルギー化は重要な課題です。
自動化によって工程管理・制御システムが最適化されれば、最高のエネルギー効率を達成することができます。自動化によって、メーカーはダイカストのコストをある程度削減することができます。また、自動化により、より一貫した結果が得られるため、ミスが少なくなり、その結果、効率性が向上します。
このプロジェクトは、アドバンテックのパートナー企業のネットワーク・コーポレーション(NWC)の自動監視ソリューションのコンセプトに基づいています。
NWCは、品質、コスト、納期管理を改善し、ユーザーのニーズを満たすアルミニウム合金鋳物を生産する企業と提携しています。今回のユーザーは、学校の体育館ほどの広さを持つ5基の金属炉の出力を手動で制御・監視するという課題を抱えていました。昼夜を問わず、季節に応じた温度調節が必要です。
要件
- 遠隔操作による制御・監視
- 自動化機能
- ソフトロジック・プログラム対応
- 柔軟な通信プロトコルに対応
ソリューション
金属炉の温度制御・監視には、ソフトロジックプログラムへの対応とWISE-EdgeLinkによる出力データの自動化・遠隔制御が可能なインテリジェントゲートウェイ「ADAM-3600」が選ばれました。