エンベデッドIoTソフトウェアサービス/ SUSI 4.2- バーチャルCOMサービス
AdvantechはMicrosoft社とともに、お客様が設計変更や追加コストなしで複数のCOMを利用できる『バーチャルCOMサービス』を共同開発しました。
「バーチャルCOMサービス」をインストールすれば、お客様は物理的なCOMポート(RS232)のデータを複数のソフトウェアアプリケーションに利用できます。一つの物理的なCOMポートは最大3つのバーチャルCOMポートへ出力され、物理的なCOMポートのデータは3種類のアプリケーションによって運用やアプリケーションが追加的に利用可能となります。
バーチャルCOMサービスは『SUSI API』が持つ機能の一つで、お客様が必要とする設定をAdvantechの独自ユーザーインターフェースが実行します。お客様は、このサービスを利用してご自身の商品規模を拡大できます。
*ユーザーマニュアルを同封
H/Wモニタリング、ウォッチドッグタイマー、I2C制御、GPIO制御、ディスプレイの電力管理、輝度コントロール、セキュリティ、サイネージAPI、遠隔アップグレード機能等のユーティリティを搭載。Android、WinCE、Linux用の異なるプラットフォーム間での互換性があるので、簡単に他のOSプラットフォームにカスタマイズ機能を移行できます。また、下位互換性があるので、将来的にSUSI APIの機能をアップグレード・拡張が可能です。
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『SUSI API 』の機能
I2C 制御 複数のI2Cデバイスで構成され、単一の制御インターフェースで制御可能。 |
リモートコントロール ユーザーがリモートで管理するための設定可能。 |
ウォッチドッグタイマー クラッシュやシステムを保護するための効果的なツールを提供。 |
輝度コントロール スクリーンの輝度を調整可能。 |
H/W監視 自動的にシステムの状態を検査し、CPUの温度と関連情報のリアルタイムデータを表示。 |
リモートアップグレード AdvantechのRISCボード/システムの遠隔リブートもしくはアップグレードが可能。 |
GPIO制御 GPIO制御を遠隔で実行可能。 |
サイネージAPI 「Advantech SUSIAccess™for Signage」でプラグ & プレイアプリケーションと容易な統合を実現。 |
セキュリティ ハードウェア保護APIでAdvantechのRISCボード/システムに、セキュリティ機能を実装可能。 |
必須要件
- OS: Windows 10 IoT Enterprise 2016; Windows 10 IoT Enterprise 2019, Windows 7 Pro
- デバイス:Advantechのハードウェアデバイスが必須
制限事項
- COMポートはRS232にのみ対応
- Linuxでは本サービスの利用不可
- COM番号は、Windowsによる自動割り当てに限る
- 一方向データ伝送(物理的ポートからバーチャルへ)
Advantechについて
Advantechは、IoTインテリジェントシステムおよび組込みプラットフォームの分野でグローバルトップシェアのインダストリアル・プラットフォームメーカーです。「Enabling an Intelligent Planet(インテリジェントプラネットの実現)」をコーポレートビジョンに掲げ、近年はIoT、ビッグデータ、AIのトレンドを取り入れ、エッジインテリジェンスなWISE-PaaS AIoTプラットフォームとマーケットプレイスのインダストリアル業界向けソリューションを提供し、クライアントとビジネスパートナーとが結びつきを深め、AIoT時代の新たなビジネスをCo-Creation(共創)できるエコシステムの実現を進めています。
(ウェブサイト:www.advantech.com)
アドバンテックテクノロジーズ(ATJ)について
アドバンテックテクノロジーズ株式会社 (略称:ATJ、旧オムロン直方) は、Advantechグループの日本国内拠点として、Advantech製品の販売ならびに、医療設備、ロボット産業、設備産業などのインダストリアル向け電子機器のMade In Japan 開発・製造サービス(DMS/ODM/EMS)を提供しています。Advantechの豊富なAIoT関連製品を日本国内のお客様ニーズに合わせたカスタマイズサービスにも対応し、AI x IoT時代の新たなデザイン・イン・サービスをご提案致します。