高性能・高拡張性エッジコンピュータ ARK-3532
2021年5月、Advantechは高性能かつ多機能なエッジコンピュータ「ARK-3532」を発表しました。「ARK-3532」は、強力な第10世代インテル® Xeon® W / Core™ iプロセッサを搭載し、多様なI/Oによる最大23台のデバイスとの接続を可能にします。また、最大4つの PCIe/PCIスロットを備え、GPU・データ収集・通信カードをサポートするほか、様々なインターフェイスのPLCや設備・装置、エッジセンサ・デバイス類の接続と可視化を簡素化する「DeviceOn/ iEdge」を同梱し、速やかなシステム統合・組込みに貢献します。「ARK-3532」は、マシンビジョン、FA(ファクトリーオートメーション)、交通監視など、高いコンピューティング性能や高拡張性が求められるアプリケーションに最適なソリューションとなっています。
アプリケーション・イメージ
リッチI/O、パワフルなコンピューティング性能を実現
第10世代インテル® Xeon® W および Core™ i3/i5/i7/i9 65Wプロセッサを搭載し、先進的な AI x IoTアプリケーションに強力なコンピューティング性能を提供します。また、4 x USB 3.2、4 x USB 3.0、6 x COM、4 x GbE、HDMI 1.4(4K対応)、VGA、オーディオ、16ビット GPIO、DVI/HDMI/DPモジュール※1 を搭載し、最大23台のデバイス・周辺機器との同時接続を実現しました。
さらに、最大4つの2.5インチ SATA IIIハードドライブベイ※2 を搭載可能となっており、Intelソフトウェア RAID 0/1/5/10を用いた書込み/読込みパフォーマンスの向上と耐障害性の向上が可能です。
※1 オプションによる増設が可能です。 ※2 標準で2つの2.5インチSATA IIIハードドライブベイを搭載。オプションによる拡張可能です。
マルチストレージ拡張
リッチI/O
あらゆるアプリケーションに対応する柔軟な機能拡張 / 高耐久設計
PCIe x16、PCIe x4、PCIスロットを搭載しており、GPU・データ収集・通信・シリアル通信等の各種拡張カードに対応しています。これらスロットにより、画像処理、モーションコントロール、AOI(光学式検査)/外観検査などの処理を同時に実行することができます。
さらに、mini PCIeとM.2 2230 E-Key スロットも備えており、無線モジュールの搭載が可能です。
また、産業用途向けPCとして堅牢性も優れており、幅広い動作温度範囲(-20~60°C)に対応、振動(IEC 60068-2-64)・衝撃(IEC 60068-2-27)に強く、電圧変動の激しい現場に対応する広範囲電源入力など、あらゆる過酷な産業環境下でも安定した動作が可能です。
スロット別の各種拡張カード割り当て例
「DeviceOn/iEdge」によるデバイスの集中管理
Advantechの提供するI.App(産業用アプリ)「DeviceOn/iEdge」を使用して、エッジデバイスのリモート管理の課題に対応します。このアプリを使用することで、通信プロトコル、データ統合、リアルタイム・コンピューティング/エッジ分析、ダッシュボード(UI)による一元管理など、デバイスの集中的な機器管理を実現し、リモート管理の課題にお応えします。
また、24時間年中無休のリモートかつリアルタイムのデバイス追跡、システム全体のキャパシティ監視を可能にします。
つまり、「ARK-3532」と「DeviceOn/iEdge」と併用することで、メンテナンスコストと開発コストの削減を実現します。
「ARK-3532」製品の詳細
主な特徴
- Intel® 第10世代 Xeon® W および Core™ i3/i5/i7/i9 プロセッサ
- 3つの独立ディスプレイ:VGA + HDMI + DVI/HDMI/DP(オプション)
- DDR4 SO-DIMM(ECC/非ECC)最大64GBをサポート
- 広範囲な電源入力:9~36V DC
- 最大4つの2.5インチハードドライブベイ。Intel® ソフトウェアRAIDをサポート
- 4 x GbE、8 x USB、6 x COM、16bit DIO、TPM2.0 をサポート
- SUSI API、WISE-DeviceOn、McAfeeおよび Acronis 標準搭載
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