「次の世代の役者たちへ」InnoWorks@JP 大阪大学

2022/06/12
アドバンテック 産学連携の取組み 大阪大学
大阪大学 創造工学センター
今回の会場となった大阪大学・創造工学センター
モノづくりの未来像

 

2022年で創始126年を迎える大阪大学 工学部は、「Industry on Campus」という着想から、産学連携を推奨しイノベーションの創出につながる多くの教育研究を探求。その研究成果やリーダー人財の排出に大きな足跡を残しています。

 

アドバンテックはこの大阪大学にて、主に機械工学系の学生向けカンファレンスを4月に主催実施させて頂きました。

 

今回は「モノづくりの未来像」として、AIやIoT活用、DXといった社会変革が起こりつつある現代で、モノづくりは今後どのように変わっていくのか、その変革の中で期待され活躍できる「人財」のイメージを共有すること主題とし、アドバンテックとそのエコパートナーであるNVIDIA、Movensys、Computermind社も協賛参加、多くの阪大生と接することができました。

AI?IoT? 実感が湧かない

 

「学生にとって、AIとかIoTって言葉の実感が湧かないんです・・・」

 

「僕ら(機械工学系の)阪大生は将来、何かしらのモノづくりに関わっていくんだと思っています。そのモノづくりの業界が今後どのように変化していくのか。AIとかIoTという技術が具体的にどのように使われているのか、モノづくりのメーカー企業の全体像ってどういったものなのか・・・・そういった事って、(学生の立ち位置からでは)見えてこないというか、知る術が意外とないと思うんです。」

 

「そんな状況を理解した上で、僕ら学生が考えておくべき「未来像」って。どんな人が活躍し、どんな学びが社会で活かせるのか。」

 

今回のカンファレンス企画は、大阪大学 応用理工学科の院生であるシューヤさんからアドバンテックに寄せられた声からスタートしました。

 

アドバンテックでは、「InnoWorks」という産学連携、次世代人財育成に取組むプログラムをグローバルに展開しており、約300にのぼる各国の大学との関わりの中で、次世代を担う人財へのサポートを進めています。

日本国内でも「InnoWorks@JP」として取組みを進めており、今回は阪大生シューヤさんからの声に応える形で、企業によるリアルなテクノロジーの事例、国内外の状況、未来への期待を共有する目的での学内カンファレンス・イベントの開催となりました。

応用理工学科 シューヤさんからの声がイベントのトリガーに
日本の産業構造と装置開発に求められるもの
アドバンテック エコパートナー ロゴ

 

カンファレンスの中では、アドバンテックからのプレゼンテーションに加え、パートナーであるNVIDIA、Movensys、Computermind社からも学生に向けた貴重な情報を発信戴きました。

 

カンファレンス内容
  •  「次の世代の役者たち・日本の産業構造と装置開発に求められるもの」
  • 「ものづくりの未来」
  • 「PC化が加速する産業用装置・ロボット向け最先端制御技術」
  • 「産業界におけるAI導入の事例紹介」
  • 「次の世代の役者たち・スマートファクトリーの実現」
古澤隆秋:アドバンテック インダストリアルIoT事業部 統括責任者 
次の世代の役者たち

 

イベントを主催したアドバンテックからは、製造業へのIoTプラットフォームサービス事業を展開している、インダストリアルIoT事業部の統括責任者 古澤隆秋が登壇。

「次の世代の役者たち」を主題に、日本の産業構造と装置開発にもとめられるものについて、装置メーカーにおけるモノづくりプロセスの事例や、昨今の海外でのモノづくり台頭の状況、AIやIoTが加速するモノづくりのあり方の変化に対する、日本の製造業の強みと課題について、アドバンテックによる体験をベースとしたリアルなメッセージを発信。

後半は、「スマートファクトリの実現」として、クラウドやAI・IoTを活かしたスマート化の進め方を豊富な国内外事例を交えて解説しました。

 

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世界から見た日本の製造業の状況・課題・未来をリアルな事例を説明
ものづくりの未来

 

AI用プロセッサの開発で世界をリードするNIVIDIAからも、エヌビディア合同会社 オートノマスマシン事業部 大岡正憲 ビジネスデベロップメント マネージャーがオンライン参加。「ものづくりの未来」として、今回集まった機械工学系の学生・エンジニアがこれから必要とされるであろうテクノロジーや、その背景・課題。さらには次世代を育むNVIDIAの各種育成プログラムや開発プラットフォームなどを詳しく説明頂きました。

特に日本国内においては、減少著しい労働人口に対し、ロボティクスの社会実装が急務であり、そのためのAIロボット実現、デジタルツインによる実装加速などがエンジニアとして重要急務な技術課題となってきます。新たな時代のものづくり=ロボティクスの未来を創り、日本の産業課題解決に貢献し、国際競争力を強化する礎となる次世代技術人財が多く輩出される事へのNVIDIAからの大きな期待が感じられるセッションとなりました。

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社会課題の解決に向け重要となる技術とNVIDIAの各種育成プログラムを紹介
大岡正憲 : NVIDIA オートノマスマシン事業部 BDM マネージャ
姜 瑛愛(カン ヨンエ):モベンシス 技術営業部 主任
産業用装置・ロボット向け最先端制御技術

 

1996年に米国MITの研究プロジェクトから始まったソフトウェアベース・モーションコントロール技術を研鑽し事業を加速するモベンシス社からは、姜 瑛愛(カン ヨンエ) 技術営業部主任より、PLCからPCによるモーション制御が加速する産業用装置や、ロボット向けの制御技術に関するプレゼンテーションが実施されました。機械制御技術に長い歴史と実績のある日本のモノづくりと、ここ10年程で台頭してきた中国や各国における機械制御の手法や文化の違いを具体的に解説。「PLCをベースとしたモノづくりの歴史や資産を前提としない、PCによるソフト・モーション制御が、新興・海外メーカーの勢いを加速・後押ししており、その成長率と製品開発のスピードは、日本の製造業を凌駕している。」「日本も今こそ変革の時であり、これからの未来を担う学生には、是非その変革の原動力となってもらえたら」と、グローバル企業ならではの視点でメッセージを発信しました。

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PLC制御を前提としない海外・新興メーカーのモノづくりなど紹介
産業界におけるAI導入の事例紹介

 

コンピューターソフトウェア開発の分野、昨今は特にAIに関する研究開発を加速させ、半導体製造システムなど産業分野への適用を進めているコンピュータマインド社からは、吾妻氏によって産業界におけるAIの開発実態・活用実態について、「なぜ企業はAI導入をするのか?」など学生にも理解しやすい視点でのプレゼンテーションが実施されました。吾妻氏自身も現在は千葉大学大学院に在籍しており、「深層学習モデルの実運用課題である精度劣化への対策」という研究テーマを進める中で、AIの産業適用に関する様々な課題解決を進めています。

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吾妻 千織 : コンピューターマインド、千葉大学大学院融合理工学府在籍
展示セッション

実際の製造ラインや産業機器、ロボット等に採用されている産業用コンピュータやIoTデバイス、制御ソフトウェア類のデモを実施。今後のスキルアップ、キャリアに関する相談・質問なども多く見られました。

アドバンテック産業用コンピュータ
産業用PCに実際触れてみる
I/O制御システムデモ
具体的なキャリア相談も
Co-Creating the Future of the IoT World

 

わたし達アドバンテックは、AIxIoTプラットフォームサービスを通じた社会課題の解決で豊かな未来を育む事をビジョンとし、業界の様々なエコパートナー企業との共創(Co-Creation) を重視した企業活動を推進しています。 今回の大阪大学でのイベントのように、アドバンテックはInnoWorks@JPプログラムを日本国内で推進し、次世代を担う若者に向けた情報発信やAI・IoTスキルアップに対する支援を今後も継続して取組んでまります。

 

 

参加企業・スピーカーについて

アドバンテック エコパートナー ロゴ

アドバンテック

インダストリアルIoT事業部

統括責任者

古澤 隆秋

アドバンテック

インダストリアルIoT事業部

iFactory マネージャ

松本 整

エヌビディア合同会社

オートノマスマシン事業部

BDM マネージャ

大岡 正憲

モベンシス

技術営業部

主任

姜 瑛愛(カン ヨンエ)

モベンシス

技術営業部

倉 裕一

コンピュータマインド

開発第2Gr

課長代理

吾妻 千織

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