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ファンレス組込みコンピュータ EPC-C301/マシンビジョン・ロボット制御向け

2020/09/09

EPC_C301_top_bannar_960x540_2第8世代Intel®Core™プロセッサを搭載したコンパクトなファンレス組込みコンピュータ「EPC-C301」は、様々なアプリケーションに対応可能な多種多様なI/O、-20℃から60℃でのファンレス動作に対応する温度拡張対応(温拡対応)を実現しています。標準搭載のOSにはUbuntu OSを採用。(Windows.10に切り替え構成も可能)  Intel社の「OpenVINOツールキット」の動作にも対応し、AOIや自動車のナンバープレート認識(APNR)などのEdge AI、マシンビジョン・アプリケーションでの利用が可能です。

小型筐体に圧倒的なI/Oを搭載

「EPC-C301」は、4 x GbE LAN、4 x USB 3.2 Gen2 x1(10Gbps)、4 x USB 2.0、4 x UARTをサポートし、カードリーダー、バーコードスキャナー、キーパッド、指紋センサーなどの多様な周辺機器や、マシンビジョン・アプリケーションに適したIP/HD用のカメラ入力に対応します。さらに、オートメーションや医療現場での利用に特化した2 xCANBusポート(アイソレーションタイプ)を搭載しています。

 

多様なI/Oに加えて、WindowsおよびLinuxベースのドライバー/ APIを搭載しており、周辺機器との非常に高い適応性が確保されています。

 

EPC-C301_features_960x535

「EPC-C301」の特徴


ハイパフォーマンス・コンピューティング

「EPC-C301」は、第8世代Intel Core Uシリーズ 初のクアッドコアプロセッサー( core i-5/ i-7、4コア/ 8スレッド)を搭載し、15Wの低消費電力で、前世代と比較して1.5倍のCPUパフォーマンスを発揮。最大32GBの高帯域幅のデュアル・チャネルDDR4により、高負荷の集中データ処理および画像処理をスムーズに実行します。さらに、SATA SSDおよびPCIex4 SSDの両方の通信インターフェースへの接続を可能にする「M.2  M-Key 2280タイプ」を搭載し、高速インターフェース対応でコンピュータの処理速度を向上できます。

 

Wi-FiとBluetooth用のM.2 Eキー 、LTE用のM.2 Bキー、AdvantechのEdge AIアクセラレーション・モジュール「VEGA-330」と互換性を持つmini-PCIe等に対応するための拡張機能を備え、幅広い無線通信インターフェースに接続できることから、エッジでのIoT機器の無線通信を容易に進めることができます。

 

乗客情報システム(PIS)やスマートパーキングなどの屋外アプリケーションにおいても、幅広い動作温度(-20〜60°C / -4〜140°F)で対応します。

 

アプリケーション

AOI_list_box1_250x155

自動ナンバープレート認識

(ANPR)

AGV_list_box2_250x155

無人搬送車

(AGV)

ANPR_list_box3_250x155

自動光学検査

(AOI)

ANPRは、現在、ETC(電子料金収受システム)、交通監視、スマートパーキングシステムで広く採用されています。人件費を削減するだけでなく、交通の流れを速め、交通渋滞による大気汚染の軽減に役立ちます。

AGVやドローンは、自動保管および検索システム(AS / RS)、空港の手荷物処理システム、食品・穀物処理システムで利用されています。センサーや画像処理技術を活用し、エラーを回避します。

 AOI、コラボレーションロボット、AGVアプリケーションは、AI、マシンビジョン、音声、RESTテクノロジーを融合し、生産フローをより自動化して生産効率、品質、安全性を向上させます。

EPC-C301の活用機能
・カメラI/F:USB3.0 x 4、GbE x 4
・画像認識とディープラーニング推論用

 Intel VPU
・拡張温度対応:-20〜50°C

EPC-C301の活用機能
・省スペース:170 x 118 x 70mm
・センサーI/F:RS-232 / 422/485、

 CAN、GPIO
・LWANおよびWWANのマルチ拡張

EPC-C301の活用機能
・最新の第8世代Intel Quad Core SoC
・画像認識とディープラーニング推論用

 Intel VPU・サーボモーター制御I / F:

 CAN、イーサネット

 


I/O、外観
EPC-C301 new_Front left_P_600x346クリックして拡大
EPC-C301 new_Front right_435x600クリックして拡大
Front I/O

Front I/O

Side I/O

Side I/O

EPC-C301_MA1_944x208


主な特徴
  • 第8世代インテル®Core™i7-8665UE / i5-8365UEプロセッサ
  • デュアルチャネルDDR4-2400MT / s、最大32GB対応、HDMI + DP *デュアル4Kディスプレイ
  • 4 x GbE、4 x USB 3.2、4 x USB 2.0、3 x RS-232 / 422 / 485、1 x RS-232、2 x絶縁CANBus、8x GPIO
  • SATA & PCIex4 SSD、mini-PCIe対応のM.2 E-Key 2230タイプ、M.2 B-Key 3042、M.2 M-Key 2280
  • 電源入力:12V、拡張温度対応:-20〜60°C(-4〜140°F)
  • Windows 10、Linux、WISE-DeviceOn 、ソフトウェアAPI「iManager」に対応
  • Ubuntu 18.04 LTS、「VEGA-330」と互換性を持つ「Intel OpenVINO ツールキット」をサポート

 

 

 

 

EPC-C301の詳細はこちら

 

 

*「EPC-C301」はアドバンテックテクノロジーズのオンラインストアでご購入頂けます

 

 

 


Intel ®OpenVINO™ツールキット

「EPC-C301」は、AIアクセラレーションモジュール「VEGA-330」を追加で構成することで、AIのワークロードを高速化させるIntel社の「OpenVINO™ツールキット」を活用可能(オプション)です。「 OpenVINO™」の開発キットは、包括的な機能を提供する「Ubuntu 18.04 LTS」と互換性を持っています。

 

VEGA-330_Front_O_300x334

VEGA-330

Intel OpenVINO™  ツールキット

高性能なコンピューター・ビジョンとディープラーニングの開発作業を高速化し、ビジョン・アプリケーションへの組み込みを実現します。

Intel 製品概要公式ページ

 openvino-logo_200x41

 

Intel社のスマートシティおよび交通部門のジェネラルマネージャーである Sameer Sharma氏は、次のように述べています。

「都市人口と道路車両の増加に伴い、既存の道路インフラへにかかる負担を避けたい都市をサポートするため、Intel社は、Advantechと協力して、Intel®ディストリビューションの「OpenVINO™ツールキット」等のAIテクノロジーへ投資し、より安全で、より環境に優しく、より効率的な道路インフラへのイノベーションを促進していくつもりです。」

 

Intel エッジAIの特徴

Edge AI Starts Here_icon1_250x100プラグアンドプレイ機能
AI機能をエッジデバイスに拡張

Edge AI Starts Here_icon2_250x100推論効率の向上

Intel ビジョン・アクセラレーター・デザインによるAI推論ワークロードのスケーリング

Edge AI Starts Here_icon3_250x100

ソフトウェアの付加価値
「見える化」ツールでエッジAIの

展開と管理を促進

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VEGA-330
SoC 2 x Intel Myriad X MA2485
フォームファクタ フルサイズ mini-PCIe
寸法 30 x 50.95 x 4.86mm
インターフェース PCIe x1 Gen2; USB2.0
フレームワーク TensorFlow; Caffe
ツールキット Intel® Distribution of OpenVINO™ Toolkit

VEGA-300シリーズの詳細はこちら

 

Advantech Edge AI Suite と OpenVINOを使ったソーシャルディスタンス検出アプリのプログラミング・デモ事例(Youtube動画)


組込みソフトウェアサービスとWISE-DeviceOn

「EPC-C301」には、「Ubuntu 18.04」とWindows.10のOSイメージが提供されており、更にAdvantechのソフトウェアAPI「iManager」が付属しています。

Ubuntu

Debian GNU/Linuxをベースとしたオペレーティングシステム(OS)。Linuxディストリビューションの1つであり、自由なソフトウェアとして提供されている。

Ubuntuホームページ(日本)

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Canonical社のデバイスエンジニアリング担当グローバルディレクターであるLoic Minier氏は次のように述べています。

「Canonical社は、「EPC-C301」に対して「Ubuntu 18.04」OSのデバイス認証をしており、10年間のソフトウェア更新サポートを保証することで、産業オートメーション・ロボット向けの安全なAIoTプラットフォームを提供します。」

 

「Ubuntu 18.04」に加えて、IoTデバイスの運用・管理ソフトウェアである「WISE-DeviceOn」が搭載されており、クラウドサービスを通じて産業用IoTデバイスを容易に統合し、デバイスの健康状態の「見える化」や、リモート操作/管理を行えます。

 

WISEpaas3_1300x600クリックして拡大

 

WISE-DeviceONの詳細はこちら(動画)

 


Advantechの組込み用コンピュータ・ラインナップ

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I/O構成、I/Fなど多様なニーズに応える拡張性に優れたモジュールタイプや、屋外・車載など様々な利用シーンの要求に応える様々なボックス・コンピュータをラインナップ。
 

 

 

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関連情報