VEGA300シリーズによる画像処理・エッジAIシステムの実現
エッジAI 「VEGA-300」シリーズの主な特徴
画像解析AI アクセラレーション ・画像解析AIに最適化 ・既存のシステムに容易に統合 ・CPU / GPUの負荷を軽減 |
電力効率
・小型かつ省電力 ・エッジデバイスに最適 |
「Edge AI Suite」 ソフトウェア ・使いやすいGUI ・異種ハードウェアのアクセラレーション ・リアルタイムの機器監視 |
エッジAI システムのパフォーマンス最適化
Intel Movidius VPU (Vision Processing Unit)
Intelが2019年11月に発表した次世代VPU(Vision Processing Unit)。高品質画像処理、コンピュータービジョン、ディープ・ニューラル・ネットワークに適した電力効率を実現する専用アーキテクチャを備えているため、最新のスマートデバイス上での複雑かつ高度なビジョン処理に適しています。
エッジAIシステム開発用「Edge AI Suite」を提供
AdvantechはエッジデバイスでのAIアプリケーション開発、ディープラーニングによるAIアルゴリズムを素早く実装するために、「Edge AI Suite」ソフトウェア を開発しました。 「Edge AI Suite」は、Intelが提供するディープラーニング用 OpenVINO™ツールキットと統合でき、モデルオプティマイザーや推論エンジン、事前学習済みモデル、使いやすいGUIツールキットを備えています。
このGUIツールキットを利用頂く事で、エッジAIシステム開発の環境構築にかかる工数を短縮。AI処理の組込みと検証・最適化といったエッジAIシスステムの開発サイクルをスマート化する事が可能です。
OpenVINO™ ツールキット ・OpenVINO R3.1とのインテグレーション ・推論性能の向上 での異機種環境の実行をサポート |
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事前学習済みモデル ・物体検出(YOLOv3) ・顔認識 ・人間の姿勢推定 |
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配置ウィザード ・クイックスタートチュートリアル ・各種ディープラーニングフレームワークに対応 ・CPU / VPU /メモリ監視 |
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サードパーティ製 AI SDK ・顔認識 ・車両分類 ・ナンバープレート認識 |
Advantech Edge AI Suite と OpenVINOを使ったソーシャルディスタンス検出アプリのプログラミング・デモ事例
アドバンテックテクノロジーズ主催のオンラインセミナーで照会された、九州大学 DEVEL 代表 比嘉様によるAdvantech Edge AI Suiteを活用、Intel OpenVINOを使ったAIアプリ開発のデモです。
Intel Movidus VPU(AIアクセラレータ)を搭載した、Advantech製産業用コンピュータ上で動作させています。 事例はWEBカメラからの顔の位置を距離として検出し、かつ、複数人の人物の間隔=ソーシャルディスタンスを検出するプログラムになっています。 Pythonベースのプログラミングで約200ステップ(内50ステップはモデル抽出部)というシンプルなプログラミングで実現できています。
アプリケーション別エッジAIへの要求
アプリケーション | ロボット/AGV/ドローン | 交通監視 | 相互情報キオスク | 医療画像分析 | 自動光学検査 |
求められる機能 | バッテリー駆動対応、コンパクトで容易に統合可能 | 低消費電力、高温度対応、マルチストリーミング機能 | コンパクトで容易に統合可能、コスト重視 | 高解像度、高画像濃度 |
高画像濃度、高いフレームレート (FPS) |
対応製品 |
VEGA-320 |
VEGA-330 |
VEGA-320& VEGA-330 |
VEGA-340 |
VEGA-340 |
VEGA-300シリーズ仕様概要
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VEGA-320 | VEGA-330 | VEGA-340 | |
SoC |
1 x Myriad X MA2485 | 1/2 x Myraid X MA2485 | 4/8 x Myriad X MA2485 |
フォームファクタ |
M.2 2230 (Key A + E) | フルサイズ mini PCIe | ロープロファイル PCIe x 4 |
寸法 | 22 x 30 x 3.63 mm | 30 x 50.95 x 4.86 mm | 171. 1 x 68.9 mm |
信号インターフェース | PCIe x 1 、USB 2.0 | PCIe x 1、USB 2.0 | PCIe x 4 、Gen 2 |
温度対応 | -20 ~ 60℃ | -20 ~ 55℃ | -20 ~ 60℃ |
消費電力 | 3.8W | 3.8W / 7.6W | 16.8W / 28W |
ドライバーサポート | Windows 10 Enterprise(64 bit)、Ubuntu 16.04.3 LTS(64 bit)、CentOS 7.4(64 bit) | Ubuntu 18.04. LTS(64 bit) Windows 10 Enterprise(64bit) |
ケーススタディ
AIを搭載したスマート街路灯
ドライバーや歩行者が夜中に無事に帰宅できるのは、数千の街路灯が街中を明るく照らしているためです。AIテクノロジーを搭載した街路灯は、ただ路上を照らすだけでなく、空気質、温度・湿度監視、交通・駐車場管理などの都市サービスにも対応します。
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ソリューション
ここ数年のプラットフォームのアップグレードに伴い、複数台のカメラのビデオストリームデータを分析し、かつ利用可能な駐車スペースを探索するリアルタイムのタスク処理の実現に向けて、A社はAdvantechのVEGA-320(エッジAIアクセラレーションモジュール)をゲートウェイコンピューターを搭載した街路灯のカメラに組み込みました。これによりA社は路側駐車場の利用率を10%~15%増加させることに成功しました。
主なメリット
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AI搭載型AGVナビゲーション
無人搬送車(AGV)は倉庫内の商品を予定通り、かつ確実に輸送するために使用されます。 AI搭載型ナビゲーションとの統合により、最適なルートをリアルタイムで割り出し、高速でスマートな動作を実現し、稼働効率を飛躍的に向上させます。
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ソリューション
主なメリット
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※Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Movidius、Intel OpenVinoは、アメリカ合衆国およびその他の国におけるIntel Corporation の商標です。
その他のAIソリューション
Advantechは他のAI製品シリーズとして、NVIDIA®Jetson™、Quadro®、TeslaといったNVIDIAプラットフォームに対応するGPUを搭載したMICシリーズ、SKYシリーズ等を提供しています。
Advantechについて
Advantechは、IoTインテリジェントシステムおよび組込みプラットフォームの分野でグローバルトップシェアのインダストリアル・プラットフォームメーカーです。「Enabling an Intelligent Planet(インテリジェントプラネットの実現)」をコーポレートビジョンに掲げ、近年はIoT、ビッグデータ、AIのトレンドを取り入れ、エッジインテリジェンスなWISE-PaaS AIoTプラットフォームとマーケットプレイスのインダストリアル業界向けソリューションを提供し、クライアントとビジネスパートナーとが結びつきを深め、AIoT時代の新たなビジネスをCo-Creation(共創)できるエコシステムの実現を進めています。
(ウェブサイト:www.advantech.com)