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NVIDIA Jetson対応べアボーンPC「EPC-R7200」

2022/01/27

2022年1月。産業用コンピュータ、IoTデバイスの分野において世界トップシェアのアドバンテック(本社:台湾 2395.TW)は、NVIDIA Jetsonの搭載が可能な産業用グレード ベアボーンPC 「EPC-R7200」を商品化しました。AIテクノロジーは、ロボット、医療、製造、物流、リテールなど様々な業界での導入が加速度的に進んでおり。 特にエッジAIデバイスにおける昨今のNVIDIA Jetsonプラットフォームの採用トレンドに対応するため、アドバンテックでは、ユーザーのニーズによって、各種Jetsonモジュール(Xavier™ NX、TX2 NX、Nano™)を搭載可能とし、I/Oインターフェイス基板も各種選択可能な超小型フットプリント(152x137x42mm)の産業グレードのベアボーンタイプPCを実現しました。この「EPC-R7200」によって、プロトタイピングや量産化への展開を迅速に行うことが期待できます。

 

 

CPUがない!? EPC-R7200 PR動画

(注)市販のJetson開発キットのモジュールは量産用ではなく、開発用途のために作られた製品となります。量産として利用される場合には、Jetson モジュールを別途お買い求め頂く必要があります。

 

各種Jetsonモジュール(Xavier™ NX、TX2 NX、Nano™)に対応

 

NVIDIA Jetson について

https://www.nvidia.com/ja-jp/autonomous-machines/embedded-systems/

NVIDIA Jetsonを搭載したAIアプリケーションアクセラレータ

アドバンテックのエッジAI対応ベアボーンPC 「EPC-R7200」 には、現在NVIDIAより発売されている3種類のNVIDIA Jetsonモジュール(Xavier™ NX、TX2 NX、Nano™)に対して、フォームファクタとI/Fピン配置で完全に互換性のあるキャリアボードが搭載されており、NVIDIAが販売しているJetson開発者キット(JetPack™ SDK)で動作します。 JetPack™は、Ubuntu LinuxオペレーティングシステムとCUDA-Xを搭載したJetson Linux Driver Package (L4T)で構成されています。これらのソフトウェアとの完全な互換性により、開発エンジニアは、Jetson モジュールを開発者キットから「EPC-R7200」に直接換装し、ドライバのインストールや機能構成の設定なしにI/O を利用する事が可能となります。

このベアボーン機構によって、プロトタイピングからシステム統合および検証までの開発期間とリソースを短縮することができます。

 

「EPC-R7200」の筐体内部

 

また、この「EPC-R7200」は、多様な環境での産業向けアプリケーションに対応するため、広い動作温度範囲(-40~85 ºC)、ワイドレンジDC電源9~24V、および3.0Grms の高い耐振動性をサポートしています。 これは産業用途として設計された堅牢で高品質なアルミニウム筐体によって実現しており、最適な放熱性とESD保護機能を提供します。 放熱性を実現する為のサーマルソリューションはモジュール式ヒートスプレッダとして設計されており、適用するJetsonモジュールに応じたサーマルソリューションを容易に実装することができます。

 

「EPC-R7200」のモジュール設計

大量生産への移行を容易にする拡張I/O設計

「EPC-R7200」の外観

 

画像推論を含むエッジAIアプリケーションは、高性能・高精度なカメラ入力を必要とします。 「EPC-R7200」は、2つの2レーンMIPI-CSI2カメラ入力を2ポート備え、よりインテリジェントなビジョンシステムを実現します。また、最大4K解像度表示に対応するHDMI 2.0ポートx1、Dual GbE LAN、Dual USB 3.2 Gen1 x1、無線モジュール接続拡張用 Dual M.2スロット(2230 Key E x1、3042Key B x1)を搭載しています。さらにI/Oのカスタマイズ性を高める為に、UIO40-Expressメカニカルデザイン機構を採用。 アプリケーションに応じたI/O拡張ボードを選択・構成する事ができます。
開発エンジニアは、I/O拡張ボードを選択することにより、もう一つのM.2 2280キー MスロットにNVMe SSDを接続してストレージを増設したり、シリアルポート(RS-232、RS-485)や絶縁タイプDI/ DO、USB 2.0、4ポートGbE EthernetハブなどのI/Oを追加構成することが可能です。また、アドバンテックのAIM-Linuxソフトウェアサービスでは、NVIDIA JetPack SDK 4.5.1用のUIO40-Expressペリフェラルドライバーを提供しており、追加のインテグレーション作業なしにスムーズにUIO40-ExpressのI/O拡張機能を実現することが可能です。

 


前面I/O

背面I/O

左側面

右側面

EPC-R7200IN-ALA100

 

「UIO40-Express」の詳細はこちら

製品ラインナップ

I/Oの種類により、5製品のラインナップがございます。

型式 HDMI LAN USB DI/DO シリアルポート Micro SD Nano SIM 動作温度対応
EPC-R7200IQ-ALA1NN 1 2 2 - - 1 1 -20 ~ 60℃
EPC-R7200IN-ALA100 2 2 4/4 1 RS-232, 1 RS-485
EPC-R7200IN-ALA120 3 4 - 2 RS-232
EPC-R7200IN-ALA140 2 2 - 2 RS-232
EPC-R7200IN-ALA160 6 2 - -

 

背面I/O

EPC-R7200IN-ALA100

 

背面I/O

EPC-R7200IN-ALA140

 

背面I/O

EPC-R7200IN-ALA160

主な特徴

  • NVIDIA Jetsonモジュールに対応。
  • Jetson Xavier™ NX、Jetson™ TX2 NXおよびJetson Nano™。
  •  I/O 拡張カード「UIO40-Express」でI/Oの追加カスタマイズが可能
  • 堅牢なベアボーンPCハウジングにより、ワイドな動作温度範囲(-40〜85ºC)、
    電源DC 9〜24V入力、3.0Grmsの高い耐振動性をサポート
  • NVIDIA JetPack™ SDK用の周辺機器ドライバを統合したAIM-Linuxソフトウェアサービス

 

「EPC-R7200」の詳細はこちら

 

アドバンテックのNVIDIA Jetson対応 産業用ベアボーンPC「EPC-R7200」の受注を開始しました。

詳しくは、アドバンテック営業所または正規代理店にお問い合わせください。

 

アドバンテックのArm コンピューティング製品とサービスの詳細はこちら

 

(注)市販のJetson開発キットのモジュールは量産用ではなく、開発用途のために作られた製品となります。量産として利用される場合には、Jetson モジュールを別途お買い求め頂く必要があります。

 

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