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迅速な検査・診断を実現するPCAP式マルチタッチモニタ

2021/08/25

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課題
迅速な検査・診断の実施

ニューノーマル時代。感染症ウイルスの検査数が大幅に増加し、医療現場はその対応に逼迫しています。検査を簡単、かつ素早く実施するには特定の試験機関の検査者が検査・診断するのではなく、医師や看護師が迅速に検査を実施し、対応することが望まれています。そのような状況において、検査時間の短縮や簡素化に向け、POCT*への需要が高まっています。POCTは、小型分析器や迅速診断キットを用いて医療現場で行うリアルタイム検査であり、病院の検査室あるいは外注センター以外の場所で実施されるすべての臨床検査を包含しています。POCTの活用により、検査室のサポートなしに、医師や看護師などの現場の医療従事者は、処置室やベッドサイドで迅速に検査・治療を実施できます。

 

*POCT(ポイント・オブ・ケア・テスト)/ 臨床現場即時検査。被験者の傍らで医療従事者が行う検査

出典:臨床現場即時検査(POCT)とは|ラーニング|ラジオメーターの学術情報サイト- www.acute-care.jp

 

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POCT対応機器 使用イメージ

POCTの代表的な検査項目
  • 感染症検査
  • 動脈血液ガス分析
  • 電解質測定
  • 血糖測定
  • 心疾患マーカー
  • 尿検査
  • 血液凝固検査
POCT x マルチタッチソリューション

迅速に検査結果を確認するために、手袋を着用した状態で検査機器を操作する必要があります。また、シングルタッチではできない複雑な操作を可能にするマルチタッチモニタを活用できれば、より素早く検査機器を操作でき、検査時間を短縮できます。

ソリューション

感染症検査機器を開発するA社は、AdvantechのPCAP式マルチタッチモニタ「IDK-1110P」を採用し、わずか15分で検査結果が得られるPOCT対応の感染症検査機器を開発しました。このソリューションにより現場の医療従事者は、医療用手袋を着用したままモニタを操作できるほか、検査室のサポートなく、容易に検査・診断を実施できるようになりました。

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IDK-1110P

システム構成

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製品の特徴

「IDK-1110P」は10.4インチ(1024×768)でPCAP(投影型静電容量)方式のタッチパネルモニタです。バックライトの明るさは 500 nits で、手袋を着用したままモニタを操作でき、汚れを軽減する指紋防止コーティングを施しています。LVDSインターフェースとバックライト制御をサポートし、Advantechのシングルボードソリューション(例:MIO-2263)との接続を容易にします。「IDK-1110P」のタッチ機能は、プラグアンドプレイのUSBインターフェースを利用しています。医療用ゴム手袋を着用したままモニタの操作ができるため、感染を防止できるほか、電磁干渉を最小限にとどめる電磁波シールドを用いて誤作動を回避しています。また、Windows7 以降で使用する場合、特定のドライバーのインストールやキャリブレーションは不要です。

 

 

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