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アドバンテック、太陽光発電所を建設しグリーン電力利用を加速

2021/08/26

アドバンテック ESG経営 SDGs

2021年8月23日: 産業用コンピュータ、IoTのグローバルサービスを展開するアドバンテック(本社:台湾 2395.TW)は、2026年までに、自社で利用するエネルギーの50%をグリーン電力で担い、2032年には100%とするESG経営目標を設定。その目標の達成に向け、RFD Micro Electricity Co.,Ltd.(ウェブサイトhttps://www.rfdme.com/ 以下、RFD Micro Electricity)と提携し、出力約10MWの太陽光発電所を運営するための特別目的事業体(SPV)を設立します。

 

アドバンテックは、自社のビジョン「Enabling an Intelligent planet」(インテリジェントで持続可能な地球を実現する)を元にESG経営を推進しており、風力エネルギー機器の遠隔マネジメント・ソリューションやグリーン・エネルギー・ストレージなど、環境に貢献するスマート・ソリューションの開発にも注力してまいりました。更に、建物のエネルギー管理、省エネ、二酸化炭素削減に対しても経営目標・環境戦略を社内で設定し、業務の最適化を推進。産業用コンピュータ、IoTメーカーとして、より一層、環境に対して責任ある製品の製造を実施し、2030年に向けた効果的な排出削減目標を策定するため、SBTi(Science Based Targets initiative)にも参加、2021年6月に国際認証を取得しました。

 

SBTi Logo

 

アドバンテックが今回RFD Micro Electricity社との提携で設立するSPVと太陽光発電所は、台湾台南市馬頭区と雪佳区を候補地として、10MWの太陽光発電所を建設する予定です。また、その初期投資額は5億3000万台湾ドル(約21億円)となります。この発電所から出力されるグリーン電力により、アドバンテックは2026年までにグリーン電力消費量を50%にするという目標を達成することができます。

 

この発電所にはアドバンテックの産業用IoTクラウド・プラットフォームである「WISE-PaaS」と太陽光発電管理ソリューション・パッケージ(SRP)が導入され、運用の最適化、保守管理の改善、発電効率の向上を目指します。また、これらのシステムは、同じ用途・分野における先進的な産業用IoTソリューションとして、グローバルに販売・提供されます。

 

アドバンテックによるRFD Micro Electricity社との協業は、グリーンエネルギー消費と二酸化炭素排出量削減の実現に向けた小さな一歩です。今後、アドバンテックは、BEMS(Building Energy Management System)事業や、省エネ・発電・環境保護分野の新エネルギーソリューション事業の設立を計画しており、これらの市場への長期的な投資を通じて、アドバンテックはグリーンエネルギー消費に大きく貢献し、サステナブルな社会の実現に向けた貢献と、ESG経営を推進してまいります。

 

 


アドバンテックについて

 

アドバンテックは、IoTインテリジェントシステムおよび組込みプラットフォームの分野でグローバルトップシェアのインダストリアル・プラットフォームメーカーです。「Enabling an Intelligent Planet(インテリジェントで持続可能な地球を実現する)」をコーポレートビジョンに掲げ、近年はIoT、ビッグデータ、AIのトレンドを取り入れ、エッジインテリジェンスなWISE-PaaS AIoTプラットフォームとマーケットプレイスのインダストリアル業界向けソリューションを提供し、クライアントとビジネスパートナーとが結びつきを深め、AI・IoT時代の新たなビジネスをCo-Creation(共創)できるエコシステムの実現を進めています。

 

 

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