Video AI技術による、COVID-19感染抑制ソリューション
「COVID-19 感染抑制対策」
「人」が集まる場所に対する、この新たなソーシャルニーズへの取り組みが緊急の課題となっています。
AdvantechのVideo AIソリューションは、AI顔認証技術とサーモグラフィを利用した非接触での体温測定により、
より速やかで安全な感染抑制プロセスを実現します。
手作業での体温測定(検温)は、都度の体温計洗浄や待機など、計測者・待機者共にソーシャルディスタンスの確保や効率を落とす要因となりますが、本ソリューションでは、非接触かつ同時多数(最大30人)での検温が可能であり、感染リスクの低減とプロセスの大幅な効率化を実現します。
また、このAI顔認証技術は、マスク着用状態での個人認証にも対応しており、体温測定(検温)と認証を同時に実施し、入退・健康管理・感染者や濃厚接触者のトレーサビリティ把握等に役立てる事が可能です。
Video AI 活用、Advantechの感染抑制ソリューション概要
1 | サーモグラフィカメラとAI顔認証技術を統合し、非接触での体温測定によるリスクの早期発見と入退履歴管理を進めます | 発売中 | |
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AI顔認証技術により、高温が検出された人物の移動経路や、関連する濃厚接触者の割り出しを進める事が可能です |
2020年 7月発売 |
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3 | リアルタイムでの混雑状況を検出し、サイネージ表示と連動して、状況にあわせた案内や警告の自動化を進めます | 発売中 | |
4 | AI人物検知により、人物間の距離や移動状況の分析を行い、適切なソーシャルディスタンスのマネジメントにつなげます |
2020年 6月発売 |
Advantechのサーモスキャン・システムは、サーモグラフィ検出カメラとAI顔認証システムを使用して、非接触での体温測定と、リスクのある人物をすばやく発見する事が可能です。検出された情報に基づき、その後、改めて体温計を利用しての再検温プロセスを実施し、効率的かつ確実な検温プロセスを進める事が可能となります。
このシステムは、カメラを利用しているため、例えば、パブリックスペースにおける検温を行う場合には、プライバシー保護の観点より、各国の法規制に準拠したシステムの導入が必要となります。(EUであればGDPR=「EU一般データ保護規則」(GDPR:General Data Protection Regulation)など)
企業での利用にあたっては、従業員や来社する人達が対象エリアでカメラによる体温測定検出がなされる事を確認・周知し(上図①)、その後にサーモカメラによる非接触での体温測定(検温)を実施します(上図②)。
非接触での検温は一次的な目安としてご利用頂き、リスクが検知された際には、別途体温計を利用して再確認を行う事で確実な判別を進めます(上図③)。また、このシステムはサーモカメラからの画像をモニタ表示可能であり、係員が離れた場所で状況を把握する事が可能です。 AI顔認識機能が追加されたシステムでは、更に人物の入退(チェックイン・チェックアウト)や、検温履歴の参照等も可能になります(上図④)。
動画 : サーモスキャン・システム概要説明(英語) |
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システム構成
ライセンス
Advantech サーマルスキャン・システムには3種類の標準ライセンスを準備しています。 体温測定と状態モニタリングに対応する「Monitor」ライセンス。 再検査・ダッシュボード表示・録画再生が可能な「Standard」ライセンス。 更に高度なAI顔認証技術による個人認証・履歴管理機能を統合した「Pro」ライセンスをご提供致します。
設置事例
Advantech 台湾本社でのサーマルスキャン・システム運用事例 (動画)
2. 感染トラッキング(追跡)・システム
R0(基本再生産数)が一般的な風邪よりも高く、潜伏期間も長いとされるCOVID-19の感染を抑制する為には、その症状の兆し(兆候)をいち早く把握し、その対象者の行動や、周囲への影響を追跡する事、すなわち感染トラッキング(追跡)の仕組み構築が重要となります。
Advantech 感染トラッキング(追跡)システムについて
Advantech 感染トラッキング(追跡)システムは、高度なAI顔認証システムによって、対象領域の行動履歴を管理し、問題発生時の行動履歴の速やかな照会と、影響分析調査、トレーサビリティ・エビデンスの提供を行う事が可能となります。
AI顔認証には、既設のIPカメラからの画像をそのまま利用する事が可能です。
*このシステムは2020年5月8日現在、ベータテスト中であり、発売は2020年7月を予定しています。
3. 混雑状況モニタリング・システム
AdvantechのVideo AI 混雑状況モニタリング・システムは、人の集まる場所での「3密」の回避として、対象エリアにどれだけの人が集まっているのかを自動的に検知します。また、サイネージシステム(モニタ)との連動によって、その状況のリアルタイムでの表示や、混雑時の警告案内等を自動的に行う事が可能となります。
これらの状況はデータとして蓄積され、レイアウトの変更など、今後の導線改善に向けた分析を行う貴重な情報となります。
Advantech 混雑状況モニタリング・システムについて
AdvantechのVideo AI 混雑状況モニタリング・システムは、人物検知が可能な3Dカメラ(UCAMシリーズ)を利用して実現いたします。
4. ソーシャルディスタンス・モニタリング・システム
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AdvantechのVideo AI ソーシャルディスタンス・モニタリング・システムは、AI人物検知技術により、人物間の距離や移動状況の分析を行い、適切なソーシャルディスタンスのマネジメントにつなげます。COVID-19感染抑制に対しては、世界的に共有されている「ソーシャルディスタンス(6feet、約1.8m)」に合わせての管理を行います。
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これは、既設のIPカメラを利用しつつ、簡単な設定と調整でシステム利用を可能なソリューションで、問題発生時の迅速な対応プロセスに繋げる為に、自動的な異常検出・通知処理を実現。人物の位置をリアルタイムで監視し、歩行者同士が近づきすぎてないかを確認します。
システム構成
Advantechについて
Advantechは、IoTインテリジェントシステムおよび組込みプラットフォームの分野でグローバルトップシェアのインダストリアル・プラットフォームメーカーです。「Enabling an Intelligent Planet(インテリジェントプラネットの実現)」をコーポレートビジョンに掲げ、近年はIoT、ビッグデータ、AIのトレンドを取り入れ、エッジインテリジェンスなWISE-PaaS AIoTプラットフォームとマーケットプレイスのインダストリアル業界向けソリューションを提供し、クライアントとビジネスパートナーとが結びつきを深め、AIoT時代の新たなビジネスをCo-Creation(共創)できるエコシステムの実現を進めています。
(ウェブサイト:www.advantech.com)